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集計結果2〜各要素に対する評価 |
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続いては、アニメーション作品を構成する、要素個別に対しての評価を見てみましょう。 |
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Q2.劇場版AIRで、あなたが良いと思った点を教えて下さい。 |
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Q3.劇場版AIRで、あなたが悪いと思った点を教えて下さい。 |
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この2つの設問は、比較集計を行うためにあえて項目を揃えてあります。以下に、生の集計数字と、「Q2-Q3」で計算した「得失点差」を載せますので、じっくりと味わってみてください。なお、Q2、Q3は複数回答可のため、各項目の合計は全体投票数36と一致しません。 |
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高評価が低評価を大きく上回っている、すなわち鑑賞者が劇場版に対して好意的な印象を持った要素が、「声優の演技」「音楽」の2つです。特に「声優の演技」は、半数以上の方が良いという評価を下しております。「音楽」の方が若干低いのは、個人的な想像ですが、「原作の音楽をそのまま使った方が良かった、という意見がある分、低く出たのではないか」と思っております。 注目すべきは、これら2点がいずれも「視覚要素」「物語表現」ではなく「聴覚要素」に対する評価である、ということでしょう。では、「聴覚要素」以外への評価はどうだったのでしょうか。 アニメにおいて「視覚要素」の大きな要素と言える「キャラクター」「背景作画」の2つについては、良い・悪いの評価がほぼ拮抗する結果が出ています。それも、各評価の割合がそれぞれ全体の1/4前後とそこそこの数字に留まっており、大きく賛美する対象でも、圧倒的に卑下する対象でもない、と読み取ることが出来ます。 残る「演出効果」「シナリオ」については、圧倒的に悪い評価が出ました。この2つを「物語表現」として一つに括ることには異論もあると思いますが、映像に多くを頼る演出も「物語」を際立たせるためのものである、という考え方に立ちました。 アニメーションがアニメーションたる所以は何でしょうか。この問いに対して「聴覚要素」を第一に挙げる人はまずいないでしょう。多くの方は、「視覚要素」や、それらを動かすことで実現される「物語表現」の方を挙げるように思われます。残念ながら劇場版は、その部分に対して高い評価が得られていません。これでは、原作派の否定意見に対する典型的な反論の一つである「オリジナルのアニメーション作品として見ればそこそこの出来である」という意見を、一般に通用する評価として鵜呑みにするわけにはいかないのではないでしょ うか。 さて、ここで面白いのは、この2つの要素に対して良い・悪いのどちらかの評価を下した方が非常に多い、ということです。Q2+Q3を「評価総数」、それを全投票数36で除したものを「評価率」として計算してみると、以下の通りになります。 |
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いかがでしょうか。他の要素が概ね5割内外の評価率に留まっているのに対し、演出効果とシナリオに対する関心の高いこと!とりわけ演出効果は、良し悪しはともかく9割以上の人が気になった、という突出した数値を示しています。つまり、この2つの要素は劇場版において「最も目を引く部分」であり、「劇場版を特徴付けている重要な要素である」と言っていいのではないかと思います。しかし、その特徴を高評価する人よりも低評価する人が圧倒的に多いため、劇場版自体が概ね悪い評価を受けているのだ、という風に理解できます。 以上を総括すると以下のようになります。 ・劇場版の最も際立つ特徴は、その「物語表現」にある。 ・しかし、そこに対する評価は概ね低く、「聴覚要素」へのプラス評価をもってしても払拭できていない。 劇場版を「出崎監督オリジナル作品」と評する意見がよく聞かれますが、この分析を元にその意見を噛み砕くと、何やら胸に落ちるものがあるような気がいたしました。 最後に、「その他」の内容を以下に列挙いたします。なるほどとうなづける部分、そんな見方もあるのかと驚く部分、色々ですね。 |
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